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木の実羊羹・味噌饅頭(11月10日の和菓子)

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こんにちは。月島にある和菓子カフェ「山の金時堂」です。

丁寧に手作りした和菓子を紅茶やコーヒーと共にお出ししています。

お持ち帰りのみも承っておりますので是非ご来店下さい。

本日の和菓子

本日の和菓子は二品

『木の実羊羹』と『味噌饅頭』になります。

11月7日に立冬を迎えました。冬に食べたいお菓子をそろえております。

木の実羊羹

『木の実羊羹』は杏・胡桃・胡麻・カシューナッツをたっぷり入れ込んだ蒸し羊羹です。

本日の胡桃と黒胡麻はオーガニックのものを使用しています。

蒸し羊羹のムッチリした食感が秋冬になると恋しくなりますね。

この独特の食感は、小麦粉や片栗粉、葛などによって生み出されます。練り羊羹や水羊羹には小麦粉や片栗粉は入りませんので、もっとサラリとした食感ですね。

蒸し羊羹というと栗蒸し羊羹を連想される方が多いと思いますが、ゴロゴロした木の実もムッチリ食感とは相性抜群なのです。

更に、今日はこの蒸し羊羹には黒胡麻もたくさん入れてみました。それは季節が立冬を迎えたから。

紅葉もまだまだという感じですが、暦の上では冬です。冬の色は東洋医学的に「黒」。黒いものを食べると体が整います。

秋の「甘」と冬の「黒」を組み合わせた『木の実羊羹』、この時期にぴったりのお菓子です。

味噌饅頭

『味噌饅頭』は、味噌を練りこんだ生地で白餡をつつんで蒸しあげたお菓子です。

本日のお味噌は、自家製のお味噌を使用しています。

冬の色は「黒」とお話しましたが、では、冬の味覚はというと「塩辛い」です。

北国のお料理に塩気が強いものが多いのは、塩が体を温めてくれるからだとか。

体温が1度上がると免疫力が30パーセント上がるという説もありますので、風邪予防のためにも温活が大切です。

防寒具やカイロなど体の外から体を温めるのも有用ですが、「塩辛い」力で是非、体の中からも温めてあげてください。

『味噌饅頭』の塩気は、甘しょっぱい丁度良い塩気で美味しいです。