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亥の子餅・どら焼き(11月3日の和菓子)

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こんにちは。月島にある和菓子カフェ「山の金時堂」です。

丁寧に手づくりした和菓子を紅茶やコーヒーと共にお出ししています。

お持ち帰りのみも承っておりますので、是非ご来店下さい。

本日の和菓子

本日の和菓子は二品

『亥の子餅』と『どら焼き』になります。

亥の子餅

『亥の子餅』は、シナモンと黒ゴマを練りこんだお餅で粒餡を包んだお菓子です。

亥の子とは、イノシシの子供のことです。イノシシは子供のうちだけ、背中に縞模様があります。その模様をお餅に焼いてつけることで、亥の子を表現しています。

この『亥の子餅』、とても古い歴史のあるお菓子です。

源氏物語にその記載があります。そんなに古くから続いているお菓子があることに驚きと、ちょっと感動さえ感じます。

書物によると「大豆・小豆・ささげ・胡麻・栗・柿・糖」の七種類の粉を使ったお餅のお菓子であったようです。柿の粉の入ったお餅っていったいどんなお味だったのでしょうね。

そんな古い歴史を持つ「亥の子餅」は、亥の月・亥の日・亥の刻に無病息災と子孫繁栄を願って食べるお菓子です。

今年はそれが11月3日の21時~23時ころにあたります。甘いものを食べる時間としてはちょっと遅めですが、祈りのお菓子として、是非召し上がって下さい。今日食べ損ねてしまったかたは、来年是非!

どら焼き

『どら焼き』・・・このお菓子には説明がいりませんね(笑)

誰もが知っている『どら焼き』。お店によって味も色々ですが、実は原材料や、その配合はどこのお店もそんなに違わないのです。

それなのにこんなに味が色々なのは、生地の混ぜ方や焼き方、餡の柔らかさ等々、職人の工夫と技術によるところが大きいのだと思います。

『どら焼き』は焼きたて当日もフワフワで美味しいですが、翌日以降も餡と生地がなじんで、しっとりとまた違う美味しさが味わえてオススメです。