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水まんじゅう・緑豆糕(7月22日の和菓子)

『水まんじゅう』と『緑豆糕』
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こんにちは。月島にある和菓子カフェ『山の金時堂』です。

月島「山の金時堂」

丁寧に手作りした和菓子を紅茶やコーヒーと共にお出ししています。

イートインはもちろん、テイクアウトも承っております。

暑くなってきましたので、アイスコーヒーと水出し緑茶を季節限定でメニューに加えております。

 

水出し緑茶は鹿児島産新茶を使用。とても美しい緑色です。

酵素玄米を使ったランチも提供しています(詳しいメニューはこの記事の後半をチェック!)

本日の和菓子

本日の和菓子は二品です。

『水まんじゅう』と『緑豆糕』

『水まんじゅう』と『緑豆糕』になります。

水まんじゅう(みずまんじゅう)

『水まんじゅう』は寒天や葛などを使った生地の中にこし餡を入れて固めた和菓子です。

水まんじゅう

長かった梅雨もそろそろ終わるようです。

暑い日に「水まんじゅう」はいかがでしょうか。

「葛饅頭」は冷蔵庫で冷やせませんが、

「水まんじゅう」ならキンキンに冷蔵庫で冷やして召し上がれます。

「葛饅頭」を冷蔵庫で冷やしてはいけない理由、それは、

葛が劣化して、色が白濁し、食感もツルンではなくなるからです。

「山の金時堂」の『水まんじゅう』は葛が多めに入っています。

やはり葛の味や食感は美味しいですから。

冷蔵しても大丈夫なギリギリくらいの葛配合量です。

さて、「水まんじゅう」というと岐阜の大垣が有名ですね。

大垣の店頭では、水の中にたくさんの「水まんじゅう」が沈めてあります。

冷やす意味もありますが、「水まんじゅう」は水に濡れていた方が美味しいのです。

是非、ご自宅でお召し上がりの際には、「水まんじゅう」を一回冷たい水にくぐらせてからお召し上がり下さい。

一層美味しく召し上がっていただけます。

緑豆糕(りゅうとうがお)

『緑豆糕』は、緑豆を裏漉しして型に入れて固めたお菓子です。

緑豆糕

厳密には和菓子ではなく、台湾のお菓子です。

落雁などのお干菓子に近い雰囲気のお菓子です。

以前にもお作りしたことのある『緑豆糕』ですが、

今回は中に餡を入れず、100%緑豆の裏漉ししたもののみで固めています。

緑豆は夏に摂りたい食材です。

東洋医学では、緑豆は「涼」の性質がある食材とされているからです。

分かりやすくいうと、体の熱を取り去ってくれ、さらに汗などで失われがちな水分を補ってくれる食材ということ。

夏にぴったりですね。

「山の金時堂」の『緑豆糕』はほんのりとした甘さに仕上げてあります。

東洋医学では、「甘」は「湿」を呼び込むと考えます。

あんまり甘くすると、せっかく緑豆が夏のじめじめした暑さを和らげてくれても

せっかくの効果が薄れてしまうのですね。

ほんのりとした甘さがポイントです。

緑豆の素朴な甘さとホロホロとした食感を是非楽しんで下さい。

台湾のお菓子「緑豆糕(リュウトウガオ)」について!

本日のランチ

本日のランチメニューです。

本日の月島ランチ

・酵素玄米

・豆腐とツルムラサキ、納豆のお味噌汁

・にんにく味噌のロール巻きカツ

・きんぴら

・かぼちゃの甘煮

・一口和菓子(薯蕷練きり)

1000円になります。

玄米・野菜は無農薬のものを使用しています。

(+200円で紅茶かコーヒーをお付けできます。)

本日の一口和菓子はなんと薯蕷練きり!

なかなかランチのデザートとしてはみかけないものかと思います。

薯蕷練きりは大和芋を蒸してから裏漉してお砂糖を加えて作った練りきりです。

とても乾燥しやすく、風味が落ちるのも早いのでお店としては扱いづらい(笑)。

ですが、薯蕷練きりはとてもとても美味しい和菓子なので皆様に試していただきたいと今日はランチに添えてみました。