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秋暁・十三夜(10月21日の和菓子)

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こんにちは。月島にある和菓子カフェ「山の金時堂」です。

丁寧に手作りした和菓子を紅茶やコーヒーと共にお出ししています。

お持ち帰りのみも承っておりますので、是非ご来店下さい。

本日の和菓子

本日の和菓子は二品

『秋暁』と『十三夜』になります。

十三夜の月夜から、夜が明けて明るくなる空。

秋の夜長を二つのお菓子で。

秋暁

『秋暁』は大和芋のきんとんでこしあんをフワっと包んだお菓子です。

『秋暁』は「しゅうぎょう」と読み、秋の明け方を表す言葉です。

白い雲と、そこにうっすら差し込むオレンジ色の朝日をお菓子で表現しています。

大和芋のお菓子はその風味がとても素敵。個人的には、大和芋の餡だけで鍋いっぱい食べられそうなほど美味しい。

ただ、風味が飛ぶのも早いので、美味しく召し上がっていただくには当日中をオススメします。

また、固くなってしまうので、常温で。

寒くなり、乾燥が進む季節です。指先がかさついてきたり、ちょっと喉がいがらっぽかったりしませんか?

そんな時は大和芋が肺を潤して、体の水分の巡りを良くしてくれますよ。

また、昨日10月20日から土用に入りました。土用は脾胃を養うために、穀物の甘みをとると良いです。

大和芋とこしあんは穀物の甘み・旨みがたっぷりです。

じょうよ饅頭や、じょうよ練りきり、じょうよきんとん等、大和芋を使ったお菓子がこの時期はオススメです。

十三夜

『十三夜』は芋餡を月に見立て、錦玉に沈めたお菓子です。

本日の芋餡は、オーガニックのさつま芋を使用しています。

風味豊かなさつま芋にちょっぴり黒糖を加えることで、濃厚でしっとりしたお味に。錦玉は、こしあんの羊羹と二層にすることで夜空を表現しています。

本日10月21日は十三夜。お天気もよく、綺麗なお月様が見られそうですね。

十三夜は、別名「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。栗や豆の収穫に感謝して、神様に栗・豆をお供えする儀式だったようです。栗はだいぶ終わってきてしましましたが、小豆などは新豆が出始めています。私も今夜は小豆をお供えして、お月見を楽しもうと思います。